1947-10-18 第1回国会 衆議院 農林委員会 第35号
昨年の食糧對策委員會の中に價格部というものがありまして、その價格部の部長は今の農林大臣で、私どももその部員として働いておつたのであります。ところが昨年の米價決定は、和田農林大臣が突如として、われわれが研究する半ばに、六百圓米價というものを新聞に發表をいたしました。安本長官も大藏大臣も、また議會における食糧對策委員會の價格部も、何も知らない間に、突如として六百圓米價を新聞に出した。
昨年の食糧對策委員會の中に價格部というものがありまして、その價格部の部長は今の農林大臣で、私どももその部員として働いておつたのであります。ところが昨年の米價決定は、和田農林大臣が突如として、われわれが研究する半ばに、六百圓米價というものを新聞に發表をいたしました。安本長官も大藏大臣も、また議會における食糧對策委員會の價格部も、何も知らない間に、突如として六百圓米價を新聞に出した。
大體議事進行についてでありますが、本農林常任委員會は、法案の審議もとより重大任務でありますけれども、現下の食糧事情等を考えますと、議會内の食糧對策委員會の顔ぶれ等から見まして、大體消費者代表が多いのであります。そういう點で、やはり深く國會議員の職責を全うするということになりまするならば、現在の食糧行政一般につきましても、當農林委員會はやはり相当猛烈なる活動を展開しなければならぬと思う。
價格の決定委員會とか、あるいは從来ありました食糧對策委員會とかいうものならば、消費者代表も参加させるがよろしいのでしようけれども、供出關係の委員會になれば、これは供出關係の農民によつて構成すべきが當然ではないか、かように考えますので、中央地方という意味をいま少しく敷衍して御説明願えれば結構とさように考えます。このことをお伺いしたいと思います。
これは昨年來あなたと一緒に食糧對策委員會に列しておりまして、この問題についてはお互いに研究を進めてまいつたのであります。私はその當時の理念といたしまして、今日の供出制度は天降り式である。昨年はようやく生産者がなつとくするように、生産者の保有を認め、そうしてその餘つたものだけを供出せしむるという、一應理論が合うような供出制度を考えられたのであります。
ただ私が農林大臣に就任をいたしまして、實際の米びつを見ますると、森君がお述べになりましたような、われわれが當時衆議院食糧對策委員會の考えておりましたような數字が現實裏切られておりました。明らかに遲配、缺配は續いておる。もう一囘繰返して申しますと、五月末日の全國平均の遲配が八日、六月末日の遲配平均が十二日、かようにどんどん遲配の傾向が進みつつあります。